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釜石港

東日本大震災で津波に襲われた釜石港を視察しました。
市内はがれきの仮置き場への撤去が進み、復興へ一歩一歩前進していることが感じられました。
ただ、あまりにも寂しい光景が残っているのが事実。
船で防波堤のところまで行ってみる。
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無残にも防波堤が津波によって破壊されているのがわかる。

独立行政法人 港湾航空技術研究所によれば
 ・釜石港内の津波高:防波堤が無かった場合/有った場合の比較
  1.津波高の低減: 13.7m → 8.0m(津波高を4割低減)
  2.浸水域の低減: 20.2m → 10.0m(最大遡上高を5割低減)
   3.水位上昇を遅延:津波高が市街地を守る防潮堤(高さ4.0m)を超える
    までの時間を6分間遅らせた。
との報告があり、一定の効果があったとみられます。
津波を完全に防ぐことはやはり難しいのでしょうか。
防災というよりは、被害を少しでも減らす「減災」を目指すべきなのでしょうか。

もうすぐ、1年。
まだ、1年。

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by sendai-saiwai | 2012-03-03 23:59 | その他 | Trackback | Comments(0)